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現代の白装束集団 パナウェーブ研究所



集団が真っ白な衣装と車で全国を移動している姿はテレビ大々的に報道された。

しかし、上部団体が存在し、千乃裕子を代表とする千乃正法会という宗教団体の一部門であるということはあまりしられていない。

「スカラー電磁波が人体にとって有害である」と主張している。その電磁波から身を守るために白装束(長袖のコート型白衣・白マスク・白頭巾・白長靴)を身にまとっている。

また、移動車両には電磁波を防ぐ効果があるという渦巻き模様の図柄を貼り付けている。

思想的には反共主義であり、「共産主義者が『スカラー電磁波』で日本を襲う」とも主張している。
一例として、都心ではあまり見なくなったが、電柱の電線が端で巻かれた部分(敷設の際に余らせてあるもの)から、スカラー電磁波を発生させるという攻撃がなされているとし、教祖はその攻撃を受けているなどと述べている。

1999年には、「電磁界等を考えるシンポジウム京都会議」に参加し、スカラー電磁波問題について持論を展開したこともある。彼らは、人工的に作られたスカラー電磁波が自然環境を汚染することで、自然環境が破壊され動植物の生存の危機となり人類の滅亡に至ると主張する。また大量の人工スカラー電磁波の放出により地球の公転や自転にも影響があり、地球崩壊をもたらすという。

2002年9月から横浜市西区の帷子川などで生息が確認されていたアゴヒゲアザラシのタマちゃんにエサを与え続けていることを明らかにした。

2003年5月9日、森山真弓法務大臣が記者会見で、公安調査庁が調査中であることを明かした。5月14日、虚偽の自動車登録をしていた疑いが強まったとして、警視庁公安部が全国の施設を家宅捜索した。同研究所代表、自動車整備工場の検査員ら3名が起訴され、2004年5月25日、福井地方裁判所でそれぞれ懲役1年6カ月、執行猶予つきの有罪判決がなされた。

2003年8月7日、福井市五太子町(12世帯22人の高齢者が暮らす小さな集落)の施設内で、福岡教育大学助教授で、反共産主義の論文執筆を行うなど、集団の中枢メンバーであった千草聡が変死した。警察の調べで死因は、背中の打撲による外傷性ショックと熱中症によるものと判明、12月5日、メンバー5人が傷害容疑で逮捕された。

2004年秋頃からカラスに餌付けを始めたため、周辺の農作物に被害が発生、自治会や福井市からの中止の申し入れに対して、野生動物の愛護を主張した。福井市は、2006年5月2日から1ヶ月間の駆除を許可し、地元猟友会員が駆除を行った。

また、2003年に有名になる以前にも、日本共産党に対して何らかの文書を送りつけるなどの活動も行っていたとされる。

2006年10月26日、千乃裕子代表は72歳にして死亡した。

2011年10月、福井新聞の取材によれば、研究所は以前とは打って変わって普通の民家のような佇まいになっており、中の者によると「パナウェーブ研究所はもう無い」という返事が返ってきており、自然消滅したようである。

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