草加次郎事件は、1962年から1963年の間に十数件の爆破、脅迫、狙撃などが「草加次郎」の名前で行われた事件です。1962年、歌手の島倉千代子後援会の事務所に差出人のない封筒が届きました。
職員の男性がこれを開封したところ封筒は火を上げ、男性は手に全治2週間の火傷を負いました。
封筒には草加次郎のサインがありました。その他にもニュー東宝劇場や日比谷劇場などでも爆発が起こり、上野公園ではおでん屋台の店主が何者かに銃撃されています。
現金の要求も複数回ありましたが、犯人は一度も現場に現れませんでした。警察は1万9000人を動員し爆弾マニアなどおよそ9600人を捜査をしましたが、犯人の特定には至りませんでした。